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報告者 藤田知右 愛南漁業協同組合販売課長

事例報告1「愛南日帰りかつお」 #1
報告者 藤田知右 愛南漁業協同組合販売課長

平成20年度「食と農林水産業の地域ブランド協議会」総会等開催結果の報告

ひときわ新鮮「愛南びやびやかつお」

20soukai_ainan1.jpg  愛南町は、愛媛県の最南端に位置し、県都松山市から3時間弱。南は太平洋、西は豊後水道に面する水産業の盛んな町です。深浦港はかつおの水揚げ量四国一です。その理由は、かつおの一本釣りには欠かせない生きたカタクチイワシがとれることです。
 漁場から港が近いことも大きな特徴です。愛南漁協から漁場の浮き漁礁までは3時間で、他の地域のカツオ漁場とは比べ物にならない近さです。浮き漁礁とは、回遊魚が流木などに集まる習性を利用して作った、かつおの隠れ家です。このため、かつおの鮮度が高く、年間2000トン前後の水揚げがありますが、冷凍処理したものは全く有りません。中でもひときわ新鮮なものが「日帰りかつお」です。
 日帰りかつおとは、早朝に出港したかつお船が、その日のうちに帰港して水揚げするかつおのことです。弾力があり、もちもちした食感が特徴です。生臭くなく、脂が乗っているにもかかわらず、さっぱりとして口の中で広がる旨みがあります。愛南町ではこれを「びやびやかつお」と呼んでいます。
20soukai_ainan2.jpg  「びやびや」とは、鮮度が非常に高く身の締まった状態に対して使う地元の浜言葉です。
 かつおは鮮度が命です。一般の市場は朝だけ開きますが、それではせっかくの新鮮なかつおが日を越してしまいます。愛南漁協では午前と午後の2度、市を開くため、日帰りかつおを楽しんでもらえるのです。
 地域ブランド化支援事業の目標は、
(1)当組合に水揚げされるかつおの中でも特に鮮度の高いかつおを「愛南びやびやかつお」とし、トップブランドの構築を目指します。
(2)3年後の水揚げ量の5%を「愛南びやびやかつお」とすることを目指します。
(3)松山市、宇和島市、愛南町の飲食店と連携し、「愛南びやびやかつお」の販売体制を構築し、消費者へブランドの浸透を図ります。
 ブランド戦略としては、新鮮な愛南かつおの中でも、活けじめ脱血し、仲買人を通じて松山市以南へ配送し、最短消費するものだけを「愛南びやびやかつお」とします。具体的には、一本釣りまたは曳縄釣りで釣り上げたかつおを船上で活けじめ脱血処理をし、漁港の午後市で水揚げをし、一定の品質を満たすものだけを選定します。そして、本商品を取り扱うことを認定した松山以南の店舗のみで提供します。
20soukai_ainan3.jpg  そして、愛南町のトップブランド「愛南びやびやかつお」を効果的にPRすることにより、愛南町に水揚げされる全ての魚介類の評価向上を目指します。


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