基調講演「売れる地域ブランド食品~その目的と仕組みづくりとは~」 #11
講師 三輪宏子 (株)FMS綜合研究所 代表取締役社長
平成20年度「食と農林水産業の地域ブランド協議会」総会等開催結果の報告
事業を進める上での留意点
最後に、皆さんが地域ブランド化の事業を進める上での留意点を整理します。一番重要なのは、自分たちが抱えている問題の本質は何かを見抜き、関係者全員で共有し、解決方法を探ることです。
二つ目は、異業種混合で、パートナーシップを組んで取り組むことです。
三つ目は、早い段階で地元にキーパーソンを見つけることです。私どものコンサルティングが終わった後も活動を継続できる人材を探すことです。最近の傾向として注目しているのは、東京で10年か15年、大きな企業で働いた後、親の仕事を継ぐために地元に戻ってきた30代後半から40代前半ぐらいの人たちに、キーパーソンとなりうる人が見られます。又,新規事業は「やめてほしいことだらけ」ですので,会議で何でもかんでも否定する人は,周囲の人たちのやる気をなくさせてしまいます。このような芽は早い段階で「摘みとる」こともプロデューサーの役割かも知れません。
四つ目は、自分の常識が通用しない世界があることを認めることです。例えば、最近、地方の中小企業が大手企業をリタイヤした人を相談役や顧問として招くケースがありますが、大手企業の常識が通じない価値観が地方にはあるので、上手くいかないケースも多いようです。
最後に、とにかくへこたれないことです。事業を進めていくと、へこたれることばかりです。頭をすぐ切り換えて次に進めるというポジティブな発想がない限り事業はうまくいかないと思います。
(終わり)




