基調講演「売れる地域ブランド食品~その目的と仕組みづくりとは~」 #6
講師 三輪宏子 (株)FMS綜合研究所 代表取締役社長
平成20年度「食と農林水産業の地域ブランド協議会」総会等開催結果の報告
開発コンセプトが重要
私がブランド化のお手伝いをする場合、開発コンセプトの会議から始めて試作品の開発、評価等を繰り返して本格販売の展開まで、最短で半年、できれば9ヶ月で取り組んでいます。大手企業が1社で取り組む内容を、地域の中で5~6社の企業が集まって実施します。事業費の目安はだいたい300万円位,補助事業を引っ張ってくるケースが多いので、各社さんの経費節減・低減のお手伝いをさせていただいています。
まず最初に開発コンセプト会議を行います。これを私どもは大変重視しています。3回程度行います。1回目は各社の自慢の商品を持ち寄り全員で試食し、各社が自社製品のプレゼンを行います。この段階でメンバーの資質を見極め、他社の意見を聞く謙虚な姿勢があるかどうか把握します。2回目は、私どもからコンセプトを提案し、協議して方向性を決めます。3回目は、このコンセプトに基づいて各社がどういう商品を作るかを議論します。
コンセプト会議をすることで、現状認識を共有し、問題の本質がどこにあるのか、その解決手段の提案と選定を、全員が一致して進めることが重要です。一人でも問題を共有できないと、活動を重ねるうちに必ず問題が起きますので、1回目の会議で徹底的に洗い出しを行います。




