基調講演「売れる地域ブランド食品~その目的と仕組みづくりとは~」 #7
講師 三輪宏子 (株)FMS綜合研究所 代表取締役社長
平成20年度「食と農林水産業の地域ブランド協議会」総会等開催結果の報告
オフィステストと消費者モニターテスト
次に、試作品を作った後に、オフィステストを行います。これは地元や県外の百貨店や外食店のバイヤーをお呼びして試食会を行います。この場での評価を改善に反映させます。バイヤーは男性が多く、実際の消費行動で影響力をもつ女性の意見が反映されないと不完全です。このため消費者モニターテストを行います。消費者の方から、かなり厳しい評価が飛びます。「こんなものを商品化するのは許せない」「こんなものを宮城産として販売して欲しくない」など。メーカーの経営者と担当者が、こうした外部の意見を聞くことが重要です。
あまりの厳しい評価に書類を投げつけて帰ってしまった経営者の方がいました。その方が1週間後に改善した試作品を持ってこられた時は、ちょっとほろりとさせられました。
外部の意見を聞くだけでなく、テストが営業活動、ファンづくりになっていることも重要です。バイヤーは必ずえこひいきします。お気に入りの商品は目立つところに置いたり、思い入れの無い商品は埃がかぶっていても平気です。テストの段階でバイヤーを味方につけることが重要です。
モニターも、できる限り買って欲しいお客様のイメージに近いターゲットの方をお呼びします。この段階で、消費者の方々に「私もこの商品を作るのに力を貸したのよ」と思わせることも大切です。多少余裕のある主婦の方々は、それを自慢したいがために口コミをしてくださる強力な武器になるからです。




