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パネルディスカッション「地域ブランド戦略の構築とブランド価値の創造」 #7

20年度「食と農林水産業の地域ブランド協議会」総会等開催結果の報告
パネルディスカッション「地域ブランド戦略の構築とブランド価値の創造」 #7

討議のまとめ

(金子さん)
 最後に一言づつお願いします。

(三輪さん)
 開発事業というのはめげることばかりです。前例がないのですから、前進できない要因は幾らでも見つかります。とにかくへこたれずに、このような取組に果敢にチャレンジし、事業を進めていただきたいと思います。

(藤田さん)
 来年度以降は、漁業者、仲買人、そして提供する飲食店と連携をしっかりしてチームづくりをやっていきたいと思います。

(種子島さん)
 成功の指標は、「取り組んで良かったな」と島全体で思えることだと思います。種子島でブランド化に取り組むのは「安納いも」が初めてです。安納いもで成功の実績を作れたら、島には他にもブランドの種がたくさんありますので、次へとつながるエネルギーとなるはずです。ぜひ成功させたいと思います。

20soukai_panel6.jpg (田中さん)
 農産物は季節性があるから、仕事を平準化するためには、一つの品目だけではなく、二つ、三つとブランド化していくことが必要だと思います。
 種子島では安納いもに続いて、黒糖のブランド化に着手しています。「沖ケ浜田の黒糖」といって、登り窯を使った手づくりの黒糖があります。農水省が進める「本場の本物」という認証制度(地元食材を使って伝統的な手法で生産した食品を認証する制度)の申請手続きを進めている。  認定をきっかけに、「沖ケ浜田の黒糖」の特徴を知っていただく取組を行います。沖縄の真っ黒の甘い黒糖と違い、種子島の黒糖は余り黒くないのですが、ミネラル分が非常に豊富で、ちょっと刺激がある味わい深い黒糖です。
 安納いもも黒糖も冬の商品なので、夏の商品を作るため、第3弾としてカボチャのブランド化も視野に入れています。

(松井さん)
 三輪さんが講演の中で、「粗利3割になる商品を1品でもいいから作ろう」と提案されました。3割という粗利率は非常に高いですが、儲けた利益を地域に還元する仕組みがあると、さらに魅力的な地域ブランドとなるのではないかと思います。
 ブランド化の戦略の中に、儲けた利益を地域に還元する方法を予め宣言することができたら、それが一つの魅力となるのではないかと思います。

(金子さん)
 本日の討議内容をあえてまとめてみます。
 地域ブランド化の目的を、もう一度明確にすることが重要だと思います。地域の活性化のために、魅力的な商品を作り、付加価値を上げることが最大の目的であって、ブランド化は手段です。
 その進め方は様々ですが、共通して感じたのは、地域特産品、観光、まちづくりなど、様々な分野が一体となった地域の情報発信だと思います。また、地域ブランドは、まず地元に愛されることが大切であって、地元の消費者をターゲットとした商品開発が大事であると感じました。
 進め方のノウハウについては、関係者の連携や、団体の中の理解の重要性が指摘されました。この事業も2年目に向けて、地域の中での合意形成と連携が求められています。
 地域ブランドの戦略については、戦略の重要性はもちろんですが、体制として、地域の中でプロデューサーの機能を担う人材を育てていくことが大事であると指摘されました。
 また、藤田さんが、今までは地域や漁協が対消費マーケットまでは閉鎖的だったけれども、今回の事業の中で直接消費者に触れるもしくは飲食業界と話し合うことで新しい方向が見えてきたということも、大きな成果ではないかと思います。

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