事例報告2「安納いも」 #3
報告者 種子島秀洲 鹿児島県西之表市副市長
平成20年度「食と農林水産業の地域ブランド協議会」総会等開催結果の報告
安納いもの生産・販売の現状
種子島全体のいもの栽培の現状を申し上げます。栽培の種類を澱粉用と焼酎用と生果用とすると、栽培面積の割合はそれぞれ64%、18%、18%です。生産量は72%、18%、10%です。これは平成20年の実績です。生果用には安納いもと種子島ムラサキイモの二つが含まれています。数字から分かるように、生果用の単収が低いので、ここが大きな課題であり、それだけ高く売らなければ農家の方は困るということです。19年に比較して生果用の生産量が25%の伸びを示しています。量としては4756トンです。栽培は厳しいのですが、まだまだ余裕がありますので、お客様に愛されればまだまだ伸びると期待をしています。
現在の販路は、JAの取扱いが一番多く、そのほかにお菓子メーカーや食品メーカー、流通業界に直接取引されるもの、あるいは最近多くなってきたインターネット取引による直売など、非常に販路が多様化をしています。そういう中で、各自が品質基準の遵守を守っているかどうかが、ブランド化を進める上で大きなポイントと考えます。特に農産物については、これが一番大きなポイントだと思っています。
東京のビッグサイトで開催された展示会で、試食アンケートを取った結果をご紹介します。味については、「とてもよい」「まあまあよい」を入れると95%。購入意向は、「ぜひ購入してみたい」「買ってみてもいい」を合わせ77%で、我々は高い数字と捉えています。このことからブランド商品としての下地は十分に持っていると思いますが、肝心なことはお客様に確実な品質のものを提供し続けることができるかどうか。これが大きなポイントです。「悪貨が良貨を駆逐する」ことになれば、せっかくの宝が何にもなりません。このようなことを関係者にも言い続けています。




