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報告者 種子島秀洲 鹿児島県西之表市副市長

事例報告2「安納いも」 #4
報告者 種子島秀洲 鹿児島県西之表市副市長

平成20年度「食と農林水産業の地域ブランド協議会」総会等開催結果の報告

安納いものブランド化に向けて

20soukai_tanegasima8.jpg  具体的なブランド化の取り組みです。まず、地域ブランド確立推進会議を立ち上げ、ブランドとは一体何か、何から始めたらよいのか、その意義は何か、いろいろと勉強を始めました。
 加工食品の勉強会も始めました。安納いもの生果一本に絞って攻めるのではなく、安納いもの露出度を増やすためには、加工食品の分野にも多面的に広げてブランドを確立していく必要があると考えています。安納いもは、規格外品が50%ぐらい発生します。規格外品は、虫食いがあるもの、形状が悪いもの等ですが、味は甘くて問題ありません。これを活用して加工食品を開発することは、大きな支えになります。理想は、地元の他の食材と組み合わせた商品を開発したいと考えています。
 品質基準の作成も行っています。かなりの時間を割いて論議をしていますが、三輪先生の講演でも指摘されたように、一番難しいところです。品質基準の考え方を生産者まで、あるいは流通関係まで浸透させることが、一番大きなポイントです。
20soukai_tanegasima9.jpg  20年度は、虫食いの有無などの外観、栽培履歴の確認、県の登録品種(バイオ苗とその系統)であるかどうか、等について検討しています。21年度は、栽培日数や収穫後の保管日数について検討したいと考えます。栽培日数や収穫後の保管日数によって糖度が変わるので、どの程度の品質を基準とするのかが議論となります。蒸しいもにして糖度を測定すべきとの意見もあります。また、残留農薬の検査の実施も検討しています。
 22年度は、鹿児島県独自の認証制度である「鹿児島安心・安全農産物」への登録を実現したいという目標を持っています。特に農産物は、土壌適性、土づくりの度合い、肥料のやり方等により品質に差が生じますので、その辺を各々の生産者が勉強していくことが重要なので、現在もベテラン農家を講師に招いて勉強会を開いています。多くの生産者も、関心を持って参加してくれています。
20soukai_tanegasima10.jpg  今回のブランド化に向けた取り組みは種子島全島で取り組まないと意味がありません。地域団体商標の取得はもちろんですが、品質の維持向上が肝心です。そのことの重要性を島全体で認識し、生産者と販売者が共有していくこと、意識改革が一番の課題だと考えます。産みの苦しみはどこにでもありますので、その壁を乗り越えてこそ、喜びが生まれると考えます。


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