事例報告2「魚津寒ハギ如月王」 #5
報告者 浜住博之 魚津漁業協同組合参事(富山県魚津市)長
平成21年度「食と農林水産業の地域ブランド協議会」総会・シンポジウムの報告
今後の取り組み
魚津市内を核として富山県内、都市部への人気拡大のためプロモーションを実施して、ブランド化による流通体制を確立していきたいと思います。21年の1~2月のシーズンは、プロモーションが効き過ぎて供給が追いつかない状況になり、活け締め、脱血する時間が足りず、活魚で出荷せざるを得ない状態になりまして、本当に迷惑をかけた次第でございます。今回はそういったことにならないように、確かに自然相手で魚がいつとれるかわからない状態なものですから非常に難しいのですけど、できるかぎりの供給体制は確立していきたいと思っています。
昨年からの関係を維持するために、22店舗の飲食店や酒蔵、タクシー会社、水族館などとの関係をフォローして、クラスター連携強化を目指していきたいと考えています。
商標登録も、現在、申請中です。
シーズンが非常に短いので、オフシーズンにも対応した加工品商品を開発したいと考えています。
そして、最後に環境との関係です。今、CO2削減運動の中で間伐材を使った魚礁づくりをしています。21年度以降は間伐材を用いた藻場も造成する考えです。藻場が復活することによりカワハギ等の魚の産卵場も復活させるという運動を併行して進めることにしています。
平成16年には高度衛生管理型の市場をオープンさせました。このように、消費者の皆様に安全と安心を供給し、かつ環境保全活動にも力を入れ、そして皆様においしい魚をお届けしたいということをモットーにしながら今後も取組を進めて参ります。
このブランド化事業を始めて市民の皆様から頂戴した言葉で本当にうれしかったのが、「こんなカワハギをようブランド化に考えついたな。でも、市民は非常にこれに期待してますよ」、そういう励ましの言葉をたくさんいただけるようになりまして、ブランド化の事業だけではなくて市民が一つの気持ちになってまとまってきたというのが、私ども漁協としては非常にうれしい話だと思っています。




