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地域ブランド化支援 事業実施地区のご紹介
結崎ネブカ (奈良県川西町)

事業実施主体


JAならけん 結崎ネブカ生産部会


プロジェクトの狙い

特異な伝承を持つことと、柔らかく甘みが強いという食味のよさを前面に打ち出すとともに、いったん廃れた「結崎ネブカ」を復活させた取り組みそのものを物語として実需者や一般消費者に向けてPR。


取組の概要

【新商品の開発】

●内容量:150g袋入り 1箱20袋入りで出荷。
       業務用には1kg等の簡易包装でも対応。
●商品の特徴、売り
室町時代に天から降ってきたという伝承をもち、古くから川西町結崎を中心に大和平野一円で栽培されていた青ネギ。柔らかさと濃厚な甘さが特徴で、煮炊きもの等に適している。
しかし、日持ちの悪さから市場流通には適さず、戦後は徐々に栽培されなくなり、幻のネギとなっていた。平成15年に再発見されて以来の活動は、 「結崎ネブカ復活物語」として、県内外から関心を引いている。



マスコットキャラクター「ネッピー」

「結崎ネブカだより」の発行

【新商品による新たな販路の開拓】

●地域:主に県内
●業種:量販店・料飲店


【ブランドツールの開発】

●マスコットキャラクター「ネッピー」の活用
●「結崎ネブカだより」の発行(年2回)
●大和の伝統野菜に認定(平成17年度)
●地域団体商標登録(平成22年5月)



料理人らを招待して開催した試食会

【組織体制の構築】

●実施主体
JAならけん 結崎ネブカ生産部会(事務局:JAならけん川西支店)
●行政との連携
川西町・川西町商工会・奈良県
●参画事業者の状況(生産者、料理店、小売事業者数等)
結崎ネブカ地域ブランド化実行委員会(会長:川西町長)町内各種団体で構成


【今後の課題】

●生産の安定と出荷量の増大(特に厳冬期)
柔らかく調整作業に手間がかかること、厳冬期の葉枯れが激しく、 強風で折れやすいという欠点を克服するため、結崎ネブカに適した洗浄機の導入と、被覆栽培の拡大を目指す。


成果目標と達成状況

●出荷額  720 万円 (目標1500万円) 
●生産者数・生産面積とも増加しているが、生産の不安定さから出荷量が伸びなかった。しかし、プロジェクトのねらいとした認知度の向上には一定の成果をあげることができた。


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協議会事務局

「食と農林水産業の地域ブランド協議会」は、食品と農林水産分野で地域ブランド化を進める地域・団体等と、その支援者等から構成され、情報交換や交流を行っています。農林水産省食料産業局新事業創出課と株式会社ブランド総合研究所の共同事務局で運営しています。
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