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地域ブランド化支援 事業実施地区のご紹介
「十勝めむろ」メークイン・マチルダ(北海道河西郡芽室町)

事業実施主体


芽室町農業協同組合


プロジェクトの狙い

「十勝めむろ産農畜産物」の安定的な生産と販売を確保していくため、マーケティング(お客さまづくり)を通じた地域ブランド化を進める。
(1)組合内部にマーケティング体制(機能)を設置(プロジェクトチーム)し、継続的に取り進める。
(2)首都圏に産地の情報受発信機能を設置し、芽室産農畜産物、加工食品の販売、または、直売所の展開、地域企業との連携による飲食物販などの出店。
(3)馬鈴しょ(マチルダ、メークイン)から始める地域ブランド化に他の品目も加え、ブランド力の強化を図る。


取組の概要


マチルダを使った
「十勝めむろ」レトルトカレー
(※試作品)

マチルダを使った
「十勝めむろ」牛肉コロッケ
(※試作品)

【新商品の開発】

加工品の開発により、「十勝めむろ」を発信する枝を広げる。
・コロッケ、レトルトカレー、じゃがいも製餡など
※有識者のアドバイスを受け、「物産品」とは違う商品を開発。ターゲットの選定、流通開発を同時に行う。


【新商品による新たな販路の開拓】

業務用を主体に販路を開拓し、企業連携などを展開し、
十勝めむろブランドの露出を図る。
同時に市販向商品も展開し、加工品+生食品の双方を底上げ

※実売予定は平成23年秋を予定。
マーケティング調査、流通開発進行中。



「十勝めむろ」商品ロゴ

【ブランドツールの開発】

●「十勝めむろ」商品ブランドロゴマークを開発
●「次の、おいしさへ。」組合タグラインを設定し、生産者を含めた組合全体の意識改革(お客さまの目線に立った商品(生産物)の生産)
●イメージキャラクター「まちるだいすけ」の設定とPR
●商標権取得済


【組織体制の構築】

●組合内にマーケティング専門部署の設置(実行部隊)
●行政との連携「十勝めむろ」ブランドの発信
●生産者(各生産組織、団体)などと連携して取り組んでいる。



キャラクター 「まちるだいすけ」

【今後の課題】

生産量の確保、品質の安定化、生産意欲の向上など産地として取り組まなければならない課題がある。また、消費地とのコミュニケーション機能の体系物販もしくは営業拠点など長期にわたるマーケティング機能を構築しなければならない。
さらに、企業連携を強化した商品開発など消費者に直接訴求できる手法など確立する必要がある。


成果目標と達成状況

●メークイン:販売価格(平均単価)を5%増
マチルダ:出荷量、出荷額を現状値より20%増を目標値としている。
●メークインは平均単価1年目にして目標額を上回る実績(現状:62.9円/kg→21年度85.5円/kg)となった。
マチルダは出荷量、出荷額とも(現状:出荷量 2,644.6t → 2,684.7t、出荷額 274,382千円→343,076千円)目標値を一部上回った。
※この数値は必ずしも産地ブランド化がマーケットに影響した要因だけとは断定できないと推測する。全体的な品薄傾向が市況に影響したことも要因と判断
「十勝めむろ」の認知度は独自のマーケット調査からも未だ途上の状況と判断している。


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