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地域ブランド化支援 事業実施地区のご紹介
安納いも(鹿児島県西之表市・中種子町・南種子町)

事業実施主体


種子屋久農業協同組合


プロジェクトの狙い

さつまいもが琉球より伝来してから310年の歴史がある種子島。戦後、戦地から兵隊さんが持ち帰った芋苗をこの島の安納地区で栽培されたのが「安納いも」の始まりと言われ、現在では島内全域で栽培されています。糖度の高い食味と、ねっとりとした肉質は、昨今マスコミを通じて多くの消費者を魅了している。一方で、知名度が上がるにつれ島外産「安納いも」が出回り、品質のばらつきによるクレーム等が増加している現状があります。消費者に安心・安全で美味しいものを提供できる産地づくり、更なるPR活動や販売・流通体制の整備促進を目指します。


取組の概要

【新商品の開発】

●品質の維持向上に向けた品質統一基準を作成
 ○安全・安心に関する基準・・・かごしまの農林水産物認証の取得
 ○甘さに関する基準・・・Brix(糖度)に関する基準を設定
●島内加工業者による「安納いも」を使った加工品コンテストを実施
●レストランのシェフを招聘し、「安納いもプリン」、「安納いもアイス」等の加工品を試作



【新商品による新たな販路の開拓】

●地域食とものづくり総合展2010(東京ビッグサイト)に出展するなど、新たな販路の開拓に向けて調査・検討


【ブランドツールの開発】

●パンフレットを作成
●地域団体商標の取得に向け、2008年10月に出願申請(商標名:安納いも、現在申請中)


【組織体制の構築】

●事業実施主体・・・種子屋久農業協同組合
●行政との連携・・・鹿児島県熊毛支庁、鹿児島県農業開発総合センター
             熊毛支場、西之表市役所、中種子町役場、南種子町
●『安納いもブランド推進本部』を設立【平成22年7月】
  (運営予算1市2町,JA)
生産販売部会員数・・・49会員(農家数521名)
加工販売観光部会会員数・・・13会員(加工業者,料理店等)


【今後の課題】
●コンテスト結果より、具体的な商品化及び定番メニュー化を目指す。
  また、島内での安納いもを使ったメニューの活用を推進する。


成果目標と達成状況

●生産額(H22実績:519,930千円、目標値:228,201千円)
●生産量(H22実績:2,812t、目標値:1,137t)
●単価(H22実績:185円、目標値:200円)


協議会事務局

「食と農林水産業の地域ブランド協議会」は、食品と農林水産分野で地域ブランド化を進める地域・団体等と、その支援者等から構成され、情報交換や交流を行っています。農林水産省食料産業局新事業創出課と株式会社ブランド総合研究所の共同事務局で運営しています。
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