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紫草(ムラサキ) (大分県竹田市)

農林水産物・食品地域ブランド化支援事業 実施地区のご紹介
紫草(ムラサキ) (大分県竹田市)

事業実施主体

農事組合法人紫草の里営農組合


取組の概要

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【取組品目の概要】
◆7,8世紀頃の直入郡三宅郷(竹田市)では紫草が栽培され、紫根は太宰府を経由して朝廷へ納められていました(「豊後国正税帳」)。

◆紫草は万葉集に多く登場する植物で、根を紫根と呼び紫色の染料となり紫根で染める技法を紫根染めといい、かつて人々は紫色を高貴な色として紫色を得るために紫草を大切に育てました。

◆しかし、化学染料の登場で栽培が廃れ、自生地の環境変化や開発、そして自生の採取などで激減しており、今では「幻の花」とも呼ばれています。

◆レッドデータブックでは絶滅危種(絶滅危惧ⅠB)に指定され、植物として非常に脆弱なため栽培は極めて難しい状況です。



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【取組の背景】
◆古代の竹田市で紫草が栽培されていたことに着目した人々の呼びかけにより、市内の有志と志土知地区で、竹田~太宰府~奈良を結ぶ「古代紫草の道」を再現に向けた取り組みが始まりました。

◆平成12年に志土知に紫草を植え付け、そして、この地で育った紫根を用いて京都の染織家吉岡幸雄氏が法衣を染め、平成14年の東大寺大仏開眼1250年祭で東大寺橋本管長が法衣を纏い法要が行われました。

◆志土知地区は豊後国正税帳に記されている紫草の栽培地「直入郡三宅郷」にあり、古い時代の地名の表記は「紫土知」であり「紫八幡社」もあります。

◆紫草復興の活動の中で地域の人々の結びつきが強まり、やがて地域の活性化には欠かせない存在となり、高齢化や担い手不足が進む中で「農事組合法人紫草の里営農組合」を興し地域営農体制確立とともに本格的な紫草復興を目指すこととなりました。



【取組の概要】
◆本取り組みは、本法人の活動だけで成り立つものではなく、紫草に関わる多くの人々が結びついて初めて紫草復興とブランド化が成立するものとしています。

◆そのためには、志土知の地で確実に育てることができるようになり、そして、自然や環境・歴史や文化・人や心などの全てのものが大切な存在として共有認識となることで紫草を復興し、そして、 地域の活性化を図ります。



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・紫草復興には、紫根を安定生産できる栽培技術確立が不可欠です。
・本物の紫草復興には、安易に化学農薬や化学肥料を使用できないため、有機農業の専門家による生育調査及び栽培技術調査を行っています。


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・単なる製品化は本当の意味でのブランドではく、紫草の栽培地で紫根に触れながら物語を知ることが重要です。
・生産地で紫草に触れ染めるという行為をとおして、自分なりの「紫」の価値が芽生えてきます。


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・紫根染は高級品で価格も高い。
・より多くの人に、気軽に紫草に親しんでもらう紫根染も必要です。
・紫根染の名に恥じない資質の高い製品や志土知ならではの製品づくりには、多くの人の意見も重要です。


プロデューサー指導によるブランド化のためのコンセプト設定、総合計画策定、ブランド化に向けた活動
※紫草のブランド化は、単なる製品のブランド化では成立せず、化学染料がありふれた中、吉岡氏の言う「紫の縁 (ゆかり)」を忘れずに、「紫」を「此の糸」と読み替えて多くの人を結びつけ、化学染料がありふれた中、本当に価値のあるものとして共通して大切なものを守り継承する取り組みに発展することを目指しています。


【知的財産権の活用】
○豊後紫草(H19・12おおいた遺産へ登録):今後の展開における商標として検討中です。
○紫根染製品:H22を目途に、紫根染の商標名として適切なものを検討します。
○栽培技術:全国の紫草復興と絶滅回避のため、栽培技術は原則公開とします(公開条件は検討中)。



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