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地域ブランド化支援 事業実施地区のご紹介
魚津寒ハギ 如月王 ウマヅラハギ(富山県魚津市)

事業実施主体


魚津漁業協同組合


プロジェクトの狙い

魚津港のウマヅラハギの水揚げは12月~2月の間富山湾の50%を占める。鮮度管理・加工などの手間から他の魚種に比べ魚価や地位が低かった。魚津市は県内でも有数の飲食店の参加協力を得て、かつて地元ではどの家庭でも冬の食材として親しまれたウマヅラハギを、ブランド化により新たな地位・魚価の向上と、おさかなのまち魚津としての市民マインドの醸成を高めることをめざした。


取組の概要


「魚津寒ハギ如月王」

ブランドロゴ

【新商品の開発】

●和食からイタリアン、給食、家庭料理まで多彩な料理と
プレミアムな加工品。
●「魚津寒ハギ如月王」ブランド規格・基準
・25㎝以上を安静活け〆脱血したものを「魚津寒ハギ如月王」
・12~2月(前後)の期間中に水揚げされるものを「魚津寒ハギ」
・プレミアムなものから小型のものまで、ゼロミッションで売り切ることを目標とし、プロジェクト全体を「魚津うまうまプロジェクト」として水揚げされる他の魚種もブランドポートフォリオ手法導入で扱う。
●商品の特徴、売り
安静活け〆脱血やさまざまな鮮度保持取り組みで、本来の魅力である肝まで楽しむことができるようになった。
※「とと屋魚津寒ハギの粕漬け」が2010年度優良ふるさと食品中央コンクール農林水産省総合食料局長賞受賞



多彩なプロの味

【新商品による新たな販路の開拓】

●地域の飲食店中心に事業に参加し多彩なメニューを開発
ホテル、旅館、温泉地などに拡大しメニューを競い集客
●魚津漁協女性部・魚津市給食センターが浜の味、食育メニューや啓発活動を実施し、家庭料理の普及による消費拡大。



話題の浜の味・食育

【ブランドツールの開発】

●冬の富山湾に轟く雷鳴を「雪おこし」「鰤おこし」とよぶ、寒の頃鰤とともに押し寄せるウマヅラハギを「魚津寒ハギ如月王」と名称作成し冬の風物詩とした。
●ホームページ、パンフ、ポスター、参加店標章幕、のぼり、メディア等の事業クラスター連携など。※商標登録まで©で表示



プロモーションと管理促進
ブランドデザイン

【組織体制の構築】

●実施主体:魚津漁業協同組合
●行政との連携:魚津市と連携、魚のまち魚津を全国に発信
※富山県の「『富山のさかな』ブランド化推進協議会」との連携
●漁業者、魚商、小売と、飲食店、ホテル、旅館など観光事業と多数連携で取り組んでいる。
●地元メディアとの協力


【今後の課題】

●県内外より多様な要望がありニーズ把握をしっかりおこない要望に応える供給体制


成果目標と達成状況

●魚津市場での平均単価(達成額155円/kg:目標値260円/kg)


協議会事務局

「食と農林水産業の地域ブランド協議会」は、食品と農林水産分野で地域ブランド化を進める地域・団体等と、その支援者等から構成され、情報交換や交流を行っています。農林水産省食料産業局新事業創出課と株式会社ブランド総合研究所の共同事務局で運営しています。
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