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だだちゃ豆(山形県)

取組主体

JA鶴岡、鶴岡市だだちゃ豆生産者組織連絡協議会

取組の概要

1980年代後半、まだ「だだちゃ豆」の全国的な知名度が低かった頃に、県内のある企業が「だだちゃ」という名称で商標権を取得した。このこと等を契機として、JA鶴岡が「鶴岡市だだちゃ豆生産者組織連絡協議会」とともに、品種・品質の統一や販売体制の整備等を行い、知名度と売上げを向上させた。

【ブランド化のきっかけ】

●一般企業が「だだちゃ」という名称について商標を取得したこと。

だだちゃ豆がまだ全国に知られていなかった1988年、酒田市にある一般企業が「だだちゃ」という名前を野菜等に係る商標分類で商標権を取得。JA鶴岡はこの商標権を独占的に使用できる使用権(専用使用権) を得るために当該企業と交渉を開始するとともに、本格的にだだちゃ豆のブランド化に取り組むこととした。

なお、交渉は1997年にまとまり、JA鶴岡は当該商標権の専用使用権を取得した。

【品質及び名称の管理】

●品質の統一を図るため、使用する品種を固定。

1997年、JA鶴岡と「鶴岡市だだちゃ豆生産者組織連絡協議会」との話し合いにおいて、この地域で栽培されていた在来品種のうち、「白山ダダチャ」等の10系統に限って「だだちゃ豆」として販売することを決定した。

 

品質の統一を図るため、栽培する種子を一元的に管理。ポイント

1990年以降、県外出荷の拡大に伴い、品質の統一のためJA鶴岡が独自に原種圃、原々種圃を作って種子の一元管理を行い、農家にはJA鶴岡から種子を購入するよう指導している。

 

名称の管理を実施。ポイント

だだちゃ豆は、鶴岡市内の白山地域を中心に伝わってきた在来品種であり、鶴岡市の気候風土や土壌と関係が深く、他の土地で生産しても食味が変わってしまう。そこで、「だだちゃ豆」の名称を使用できるものを、旧鶴岡地域で栽培された当該品種の生産物に限定した。

●品質に関わる土壌の研究を実施。

だだちゃ豆は、地域固有の風土と関係が深く、同じ種子を使っても他の地域で育てると食味が変わってしまうことから、土壌に着目。研究を進め、より安定した栽培管理と安定的な収穫を得るための土壌作りを行っている。

【マーケティング】

●市民による販促を実施。

1996年、鶴岡市が、市民によるまちづくり創造支援事業の一環として、「だだちゃ豆を愛する会」を創設。販売促進活動やイベントを実施し、メディアによる広報を積極的に行って知名度を向上させた。

 

商品の欠点を補うため、保冷技術や包装技術を開発。ポイント

だだちゃ豆の特性として日持ちしないという課題があったことから、1990年代、JA鶴岡と生産者等が協力して、保冷技術や包装技術の開発を実施。研究開発の成果やクール宅急便の積極的な活用、さらには、1包装分の容量の変更や包装容器の変更等の努力をしたことによって、販路が拡大した。

●積極的な商品開発を実施。

1990年代から、アイスクリームやようかん、プリン、おせんべいなど、だだちゃ豆を使用した加工品を多く開発。周年にわたって作業すること、販路の拡大、売上げの確保等に努めている。

新たな商品開発により、さらに知名度が向上するという好循環が形成されている。

【知的財産権の活用】

  • 他者が取得している商標権を独占的に使用。(1988年、「だだちゃ」。権利者は一般企業。)

取組の成果

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  • JA鶴岡のだだちゃ豆の売上げが激増。
    (1988年の700万円から、2003年の6億7,000万に。)
  • キロ単価が上昇。
    (1988年の483円から、2003年の1,002円に。)

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