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十勝川西長いも(北海道)

取組主体

JA帯広かわにし

取組の概要

1970年代以降、地域の特性を生かせる長いもで産地形成を図り、供給量と周年出荷を確保することによって、徐々に市場の評価を獲得。品質管理も厳しく行うことで評価を高めるとともに、輸出にも積極的に取り組み、販路を拡大している。

【ブランド化のきっかけ】

地域の特性を生かせる産品として、長いもの生産に着手。

1970年代、農産物価格が低迷する中、高収益が見込める野菜の導入を模索し、当地区の気候・風土に適し、かつ畑作との複合経営が可能な長いもを栽培することとした。

【品質の管理】

●種子の管理と技術の高位平準化に努力。

1970年代以降、30年以上かけて種いもの選抜を実施。選抜を開始した当初から、優良な種いもはJA帯広かわにしが厳しく管理している。また、栽培技術の高位平準化のための指導に、関係者が一丸となって取り組んでいる。

●長いもにダメージを与えない洗浄方法を独自に工夫。

entry_img_jirei_1301.jpg 1999年に台湾への輸出を始めてから、台湾の気候の下でも劣化が進みにくいようにするため、洗浄技術を独自に工夫した。


【供給量の確保】

●産地を形成することで安定した品質での周年供給を確保し、市場からの高い評価を獲得。

1980年代、4つの農協が協力・連携し、広域的な産地を形成したことにより、安定した品質での周年供給が可能になった。これにより、全国の市場や量販店等から高い評価を得、販路を拡大することができた。現在はさらにシェアを高めるため、近隣の農協にも生産を呼びかけ、7つの農協が集まって産地を形成している。

【マーケティング】

●積極的に輸出を実施。

1.日本では評価の低い特大サイズの長いもを活用できること、2.新たな需要を増やすことによって、需給バランスがもたらす価格の変動を改善できること、3.海外、特に中華圏において北海道産の農産物の人気が高いこと、等から、台湾等への輸出を開始。

特大サイズが台湾で高い評価を得たことから、輸出向けは特大サイズ、国内向けは中小サイズのもの、という住み分けをして輸出を行っている。

●消費者や市場のニーズに応えるべく努力。

1980年代に複雑雑多な規格を簡素化し、主要規格には重量だけではなく本数を表示する定数詰めを導入。また、小売店が販売しやすい手ごろなサイズを生産する密植培法を導入。このように、消費者や市場のニーズになるべく応えるよう努力。

【知的財産権の活用】

  • 2006年、地域団体商標を取得。(「十勝川西長いも」)

取組の成果

entry_img_jirei_1302.jpg 長いもの生産面積が、1960年代の0haから、2006年の450 ha(生産量で17,000t)に増加。


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